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[経営者たち] 溝上金一 
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溝上薬局初代当主


【在任期間】
1910年(明治43年)~1944年(昭和19年) 溝上薬局当主

溝上金一(みぞかみきんいち)。溝上薬品の創業者。金一は熊本薬学専門学校(現・熊大薬学部)の第一期生として入学し薬剤師免許を取得。1910年(明治43年)に佐賀県有明町に溝上薬局を創業。「人参強壮圓(滋養強壮剤)」の製薬を始めた。販売エリアは九州各県はもとより、西日本一円まで広がり、大きな成功をおさめた。

溝上金一
1889年(明治22年)2月 誕生
1951年(昭和26年)3月 死去


生涯のあらまし

【経歴・お人柄等】

溝上薬品は明治43年(1910年)、溝上金一が長崎街道沿いの佐賀県布明町高町に薬局を開業した。「これからの医療は、医学のみならず薬学の発展が不可欠である…」、相談にのってもらった町の診療所の先生のこの一言が、医師を志していた金一を薬学の道へと進ませることとなったという。金一は熊本薬学専門学校(現・熊本大学薬学部)の第一期生として入学、明治40年4月薬剤師免許を取得。その後、昭和10年に白石町に支店を開設。金一は、もともと製薬の盛んな佐賀県の地域性を鑑み、また栄養の乏しい時代に何か人々のお役に立てる事はないかと考え、蜂蜜や朝鮮人参を原料とした練り薬・「人参強壮圓(滋養強壮剤)」の製薬を始めた。思うように栄養の採れなかった時代ゆえ、たくさんの人々に愛用され、販売エリアは九州各県はもとより、西日本一円まで広がり、大きな成功をおさめた。金一は8人の子供(4男、4女)をもうけた。



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